院長・歯科医師:上條達央 Kamijo Tatsuo
▲院長:上條達央
私はごく普通のサラリーマンの家庭に育ち、手先の器用さに適性を見出し歯科の道へ進みました。
歯学部卒業年時、父親ののどに癌が発見され、長男として告知はせずに手術に踏み切るという決断をしました。術後一時経過は良いものの、その後の院内感染で妹の結婚式前日に突然の出血により父が脳死状態に陥るという壮絶な現実を体験しました。
卒後は病棟勤務を望んで東京医科歯科大学第二口腔外科に無給医局員として入局し、朝昼夜は臨床、深夜~早朝は口腔癌養子免疫療法の研究とお金も無ければ時間も無い生活を送り、歯科医師としての基礎を培いました。
たった一度の外科手術が患者本人のみならず数多くの人生をも左右しうる怖さを忘れることなく、できる限り手際よく、短時間で外科手術を行い、術後の腫れ痛みがなるべく少なくなるように心がけています。
ほとんどの外科手術はあくまで「引き算」の治療であり、インプラントという「足し算」の治療の可能性に希望を見出すようになり、今ではインプラント・エバンジェリスト(伝道師)としてインプラント治療の有用性を広く伝える活動をしています。これまでの口腔外科手術は2万回以上、インプラント手術に限れば約2,500回程度の経験です(平成25年1月現在)。
略歴・所属学会等
東京都立小山台高校卒業、東京都千代田区出身
- 1991年
- 東北大学歯学部卒業
東京医科歯科大学歯学部第二口腔外科入局(医局員として13年間在籍) - 1994年
- 千代田区麹町石塚歯科クリニック勤務
- 1996年
- 上條歯科医院開設
- 2007年
- 医療法人社団ウェルネス東京設立
- 大学関係
- 東北大学非常勤講師(大学院歯学研究科)
- 東京医科歯科大学非常勤講師(大学院歯学研究科)
- インプラント関係
- 日本口腔インプラント学会 認証医
- 日本口腔外科学会会員
- 日本歯科先端技術研究所フェロー
- European Association for Osseointegration
(EAOヨーロッパインプラント学会)アクティブメンバー
- その他
- 千代田区立和泉小学校学校歯科医
- 歯科医師会会員
書籍紹介
▲執筆書籍
歯のないひと、ボケるひと
「歯のないひと、ボケるひと -咬む力が脳の若さを維持する、これだけの理由-」と題して、院長の上條が執筆いたしました。
なるべくどなたにでも分かりやすく読みやすく執筆・編集したつもりです。ぜひお読みいただきたい内容となっております。
発行:眞人堂 株式会社
出版社: 出版共同流通
内容紹介
歯科医師のあいだでは半ば常識として語られてきた“歯 とボケ"の関係。自分の歯を失い咬む力が弱まったままの生活をつづけていると、やがては脳機能を低下させていく可能性が 非常に高いことは、さまざまなデータからも明らかになりつつあります。
しかし、“咬む力"は、入れ歯では補うことができません。では、どうしたらいいのでしょうか。認知症とその介護が大きく社会問題化し、家族の誰かが発症することで、それまでの生活を一変させてしまう認知症。介護苦によって痛ましい事件さえ起きています。
本書では“咬む力"と脳機能の関係をさまざまなデータから誰にでも分かりやすく紹介しながら、一度失った“咬む力"を復活できるほど発達した歯科治療についても詳しく案内しています。