院長自身や家族でも安心して手術を受けられる施設をと考え、満足のいく設備を整えた手術室です。手術に際し必要な器材全てをすぐに手の届くところに準備しました。これにより清潔で安全で、よりスピーディーかつ快適な治療を受けていただけるようになります。
清潔を保つ防水床
清掃を容易にできるように、また部屋の隅にほこりがたまらないよう、床がアールをえがいて壁に移行するようになっています。滅菌に気を遣うとともに、ほこりが少しでも舞わないようにしています。清潔な環境で清潔な手術を行います。
3灯×2基の無影灯
コンマ1mmレベルで気を遣うインプラント治療では、わずかな影による死角も、歯科医師はストレスとなることがあります。通常の歯科用ライトとは見違えるほど見えやすくなります。
3灯式の手術用無影灯2基により、影のない明るい視野が得られるため、安全に手術を行えます。
複数のバックアップシステム
インプラントを埋入するための回転エンジン(インプランター)です。機械が不足のトラブルで止まってしまっても困らないようバックアップ機を配備しています。
粘着シート
出入り口には手術室用の粘着シートを置き、靴の裏の汚れを手術室内に持ち込まないようにしています。一般の医科の手術室でもよく見る光景かと思います。
インプラントの十分な在庫
あらかじめCTで精密な検査診査をしていても、実際の手術では予定通りにならない場合が有り得るものです。
そんな不測の事態でも十分対応できて、より安全安心な手術を行えるよう多くのシステムのインプラントを数多く準備してあります。2009年7月現在、数えたところ150本の在庫でした。
緊急用薬剤
万が一の事態に備え、考えうる緊急時に必要な薬剤を十分に用意しています。薬剤の有効期限は麻酔医が常に確認しており、新しい薬剤を購入し入れ替えた後に期限の切れ薬剤は廃棄します。
これら緊急薬剤を使用するケースは未だ発生しておらず、大変にもったいないことではありますが、一つも使用せずに廃棄できることは私たちの喜びとするところです。
緊急用器材
左からAED、鼻出血用セルロース、喉頭鏡、アンビューバック。
全身管理モニター
手術時もモニターを使う歯科医院は数多くあり、一般の方にはなかなか区別しにくいのですが、ほとんどは二酸化炭素の計測は出来ません。
このモニターは呼気の二酸化炭素の計測ができる高性能機器です。
二酸化炭素の計測で呼吸の成立を確認できます。
呼吸運動があり呼吸気の換気があっても、肺に水が溜っていれば呼吸は行われません。二酸化炭素排出を確認するのが最も確実な呼吸の確認方法なのです。